日本人の3人に1人がかかっている意外と身近な「痔」の病気。

最近では、若い女性の中でも「痔」が増加しています。とくに「いぼ痔」にかかる方は、全体の約6割を占めるほどになっています。

「VIO脱毛を考えているけど痔が…。」と悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか

また、中には脱毛期間中に痔になってしまい、どうすればいいか不安になっている方もいるかもしれません。

痔の悩みはデリケートな部分のトラブルなだけに他人に相談しにくい部分でもありますよね。

そこで、ここでは

  • 【痔の種類や脱毛可能な痔について】
  • 【いぼ痔でもVIO脱毛はできるのか】
  • 【痔があると脱毛できない理由】
  • 【脱毛期間中に「痔」になった場合の継続について】
  • 【スキンタグといぼ痔の違い】
  • 【自分でできる「痔」の予防法】

など、「痔とVIO脱毛」の疑問を解決していきます。

VIO脱毛と【痔】について5つの疑問を解決

「VIO脱毛をしてかわいい下着や水着を選びたい」「生理時の不快感やムレを軽減したい」などの理由からVIO脱毛の人気が高くなっています。

でも、VIO脱毛に興味があるけど「痔」がある場合はどうすればいいの?と疑問を感じている方もいますよね。

「痔」は身近な病気のひとつですが、他人になかなか聞きにくい部分です。

ここでは、【痔の種類】や【痔とVIO脱毛】などについてまとめてみました

①痔の種類とOライン脱毛可能な痔とは?

」とは、肛門の病気の総称です

「痔」ができるのは脱毛部位でいうと「Oライン」に当たります。

痔には種類があり、

  1. いぼができる(いぼ痔)
  2. 切れる(切れ痔)
  3. 膿が出る(痔瘻じろう)

の3タイプに分かれています。

痔の3つの種類

1.いぼ痔(痔核:じかく)

いぼ痔は「痔核」とも呼ばれ、痔の中で最も多く、男女ともに半数以上を占めています

いぼ痔は肛門の内側にできる「内痔核」と、肛門の外側にできる「外痔核」の2つのタイプに分かれています。

【内痔核の状態】

肛門の内側ににいぼ状の腫れができた状態。

【内痔核の原因】

便秘気味で排便時のいきみが強い方、トイレの時間が長い方や、デスクワークなど長時間同じ姿勢で座っていることが多い方、また妊娠や出産などが原因で起こることが多くなります。

【内痔核の症状】

痛みはほとんどなく、排便時に出血がみられます。

肛門の内側にできた「いぼ痔」が大きくなると、肛門から「いぼ痔」が外へ出ていくこともあり、進行が進むと指で押しても肛門の中に戻らなくなることもあります

【外痔核の状態】

肛門の外側ににいぼ状の腫れが出来た状態。

【外痔核の原因】

便秘や下痢、アルコールや辛いものなどの刺激物の取りすぎ、長時間同じ姿勢で座っていたり冷えやストレスなどが原因で起こることが多くなっています。

【外痔核の症状】

出血は少ないですが、腫れて激しい痛みを伴うことが多くなります。

2.切れ痔(裂肛:れっこう)

切れ痔は、女性に多く特に20代~40代に多く見られます

【切れ痔の状態】

肛門の皮膚が切れたり裂けた状態です。

【切れ痔の原因】

便秘など硬い便を無理に出そうとして起こることもあります。

【切れ痔の症状】

排便時には激しい痛みと出血があり、排便した後も痛みが続くことがあります。切れ痔は急性期と慢性期に分類され、繰り返しているうちに慢性化するとに裂け目が深くなって炎症が起き、潰瘍やポリープができて肛門が狭くなる「肛門狭窄」が起こることもあります。

3.痔瘻(じろう:あな痔)

痔瘻は、男性に多くみられる痔になります

【痔瘻の状態】

始めは、直腸内にある「歯状線(しじょうせん)」という部分に細菌が入り込み、化膿して膿がたまる「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」ができます。

溜まった膿は、肛門付近の皮膚まで貫通して膿を出します。その時の、膿の管(瘻管:ろうかん)が残った状態を「痔瘻」と呼びます。

【痔瘻の原因】

下痢や軟便等によって、肛門の組織に細菌がが入り込むことが原因になりますが、傷があったり体力や免疫が低下していると起こりやすくなります。

【痔瘻の症状】

肛門周囲膿瘍の場合は、38~39℃の高熱や腫れて激しい痛みを伴います。痔瘻になると皮膚から膿が出てきます。膿が排出されると症状は一度落ち着きますが、再び膿がたまると肛門周囲膿瘍の症状を繰り返します。

「痔瘻」は放置すると複雑化したり癌化する恐れもあるため、早めの治療が必要になります。

では、「痔」でもOライン脱毛が可能な痔はあるのでしょうか。

Oライン脱毛可能な痔とは?

「痔」の場合は基本的にOライン脱毛はできません

ですが、痔に似た症状の「スキンタグ(肛門皮垂)」の場合は、Oライン脱毛が可能な場合もあるので気になる方は受診して医師に確認することをおすすめします。

  • スキンタグとは、「皮膚のたるみ」です。見た目は「いぼ痔」に似ていますが、痔と異なります。
  • スキンタグの詳しい症状は、記事下「痔とVIO脱毛の【施術再開】【予防法】など3つの疑問を解決」に記載しているので参考にしてみて下さいね。

②いぼ痔でもVIO脱毛はできるの?

いぼ痔の場合は、Oラインの脱毛はできません

ですが、肌にトラブルが起きていない「Vライン」「Iライン」は脱毛することができます

脱毛は、基本的に傷や皮膚に疾患がある場合は施術ができないことになっているため、いぼ痔だけでなく「切れ痔」や「痔瘻」ができている時は脱毛はできないと考えておきましょう。

③痔でもOライン以外は脱毛できるって本当?

痔の場合でもOライン以外の脱毛ができるのは本当で

全身脱毛で契約している場合などは、Oライン以外は通常通りの施術が可能になります

また、Oラインに近いVラインIラインの脱毛は、次のような対応をしている医療クリニックや脱毛サロンがほとんどです。

痔がある場合のVIO脱毛の対応

Vラインは、痔の影響を受けないため脱毛は可能になります

Iラインは、Oラインと近い部位にあるため、痔の大きさや肌の状態によっては脱毛が出来ない場合もあります

Oラインは、痔がある場合は脱毛はできません

 

痔の場合でも「Oライン以外」の脱毛は可能になりますが、「VIOセット」や「全身脱毛」などセットコースで契約している場合は、他の部位の脱毛だけ進めていいのかどうか心配になりますよね。

後から「Oラインだけ施術ができなかった」などどいうことがないように、「痔」で施術が難しくなった場合は通っている店舗に必ず相談するようにして下さいね。

④痔があると脱毛できない理由とは?

そもそも脱毛は、怪我や傷、皮膚疾患などがある場合は脱毛ができません

痔の場合は肛門周辺に傷ができているため、Oラインの施術ができないことになっています

痔があると脱毛ができない理由をまとめてみました。

痔があると脱毛できない理由

理由1:刺激が強く痛みが強くなるため

Oラインは、肛門周辺のくぼみのある部分の毛を脱毛していきます。そのため脱毛器を当てる時に皮膚を引っ張りながら施術をすることになります。

傷ができている部分の皮膚を引っ張ると痛みが強くなりますよね。痔ができいる場合は脱毛の際の痛みが強くなるため施術は難しくなります。

理由2:痔の症状が悪化するため

脱毛器の高熱や冷却するためのジェル・保冷剤は痔を刺激するため、症状が悪化する危険性がとても高くなるため痔がある場合の脱毛はできないことになっています。

Oラインに痛みや違和感があると「排泄機能」としての役割をうまく果たすことができなくなることもあります。また、症状が軽い場合でも脱毛の刺激で悪化する場合も考えられます。痛みや違和感を感じる時は脱毛をお休みするようにして下さいね。

⑤脱毛の途中で「痔」になった場合は継続できる?

脱毛の途中で「痔」になってしまった場合でも、「Oライン以外」の脱毛は継続できます

痔は気づいたらかかってしまっている場合も多く、脱毛期間の途中で「痔」になってしまう場合も考えられますよね。「痔」の症状が現れた場合はまずは通っている店舗に相談するようにして下さい。

「痔かも?」と思ったらまずはスタッフに相談を

脱毛をしている方のほとんどは「Oライン」だけでなく「全身脱毛」や「VIO脱毛」などセットコースを申し込んでいる方が多くなっています。

「Oライン」以外の脱毛の対応や、「Oライン」の脱毛を再開した時の対応などは店舗によって異なるので必ず相談するようにしましょう

痔に悩む女性は意外と多いのでスタッフも親身になってくれます。恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんがスタッフはたくさんの方から相談を受けているので安心して大丈夫です

また、痔の治療途中や痛みや違和感がある場合に施術すると症状が深刻化する可能性も高くなるので、治療をしっかり終えてから脱毛を再開するようにして下さいね。

痔とVIO脱毛の【脱毛再開】【予防法】など3つの疑問を解決

痔がある場合は脱毛することができない「Oライン」ですが、脱毛再開するタイミングはいつになるのでしょうか。また、「痔」にならないように自分でできる予防法も知っておきたいですよね。

ここでは【痔と勘違いしやすい症状】【脱毛再開について】【痔の予防法】についてまとめてみました

①脱毛ができる「スキンタグ」と「いぼ痔」の違いはなに?

いぼ痔に見た目が似ているため「脱毛できない」と勘違いする方が多い症状が「スキンタグ」です

初めて聞く方もいますよね。スキンタグとは一体何でしょうか。

スキンタグとは?

スキンタグとは漢字で「肛門皮垂」と書きますが、字の通り「皮膚のたるみ」です

肛門にできる「スキンタグ」は老化でできる「たるみ」とは異なり、「腫れ」がひいた後にできる「たるみ」になります

スキンタグになりやすい腫れの原因の多くは次の3つです。

スキンタグになりやすい「腫れ」の3つの原因

原因1:血栓性外痔核

いぼ痔と間違える方も多く「おしりの血豆」と呼ばれています。血栓が肛門の外側にでき、腫れ上がった症状で自然と治りますが、腫れが大きい場合は皮膚のたるみが残る場合があります。

原因2:切れ痔(裂肛)

切れ痔の炎症によってできた皮膚の腫れがひくと、皮膚がたるむことがあります。

原因3:痔の手術後

個人差はありますが、肛門の手術をした後はむくんだり腫れるケースが多くなります。むくみや腫れがひいた後に皮膚がたるみとして残る事があります。

また、出産がきっかけでスキンタグとなる場合もあります。

では、「スキンタグ」と「いぼ痔」の違いは何でしょうか。

スキンタグといぼ痔の違いとは

スキンタグ 排便時に痛みを感じることはなく出血もない
いぼ痔 多少の出血があり、痛むことがある

スキンタグは見た目はいぼ痔と似ていますが「痔」とは違って「皮膚のたるみ」のため痛みを感じることはありません。

スキンタグは脱毛OK

「痔」ではないスキンタグは、Oラインの脱毛は可能になります

スキンタグは皮膚を清潔に保つことで症状がなくなる方もいますが、中には違和感が続き治療が必要になる場合もあります。また、スキンタグが大きくなると、たるんだ皮膚に細菌が感染すると腫れや炎症をおこすこともあるため注意が必要です。

「スキンタグ」と「いぼ痔」は見た目が似ているため自分で判断せず専門医を受診するようにしてくださいね。

②痔の治療後はいつから脱毛していいの?

痔の治療を病院でしている場合は、医師のOKが出てから行うようにしましょう

また、症状が軽い方は市販薬などを使用している方も多いですよね。その場合は、痛みや皮膚の傷がなくなり肌が綺麗になった状態であれば脱毛は可能になります

痔は、身近にかかりやすい病気ではありますが、放っておくと悪化する危険が高くなります。痔がある場合は、まずは完治させてから脱毛を行うようにしてくださいね。

③自分でできる痔の予防法はある?

痔になると脱毛するしないに関わらず痛みや違和感、恥ずかしさなどで気分が落ち込んでしまいますよね。また、痔の場合は治療が終わった後も再発することも多いため、痔にならないように普段から予防しておくことが大切です。

痔を予防する5つの方法

方法1:食生活を見直す

痔の原因の多くは「便秘」です。

整腸作用のある食品を積極的に摂るなど、バランスの良い食生活を心がけるようにして下さい。

方法2:排泄習慣を身につける

毎日決まった時間に排便できるように正しい排泄習慣を身につけることも大切です。時間がないからと無理にいきんだり、また、長時間トイレに座った状態は肛門周辺の静脈に負担がかかるため控えるようにしましょう。

時間がないという方も多いかもしれませんが、まずは「トイレに落ち着いて行く時間」を作ってみてください。

方法3:ストレスを溜めない

腸は「第2の脳」と言われるようにストレスを感じると動きが鈍くなることがあります。便秘や下痢にならないようにするためにも、ストレスを感じたら深呼吸をしたり、自分なりのストレス発散方法を見つけておきましょう。

方法4:長時間同じ姿勢で座らない

長時間同じ姿勢で座っていると肛門が常に圧迫され血流が悪くなります。デスクワークなど座っていることが多い方は、定期的に立ってストレッチするなどお尻周りの血流を良くすることも効果的です。

方法5:ウォシュレットを使い過ぎないようにする

ウォシュレットの水圧が強すぎたり、使い過ぎたりすると肛門に負担がかかり痔の原因になる場合があります。ウォシュレットを使用する場合は水圧を弱めたり、使いすぎないように注意しましょう。

痔を予防するためには、毎日の生活習慣を整えることが大切です。気持ちよく毎日を過ごすためにも日々の生活を見直して見ると良いかもしれません。

まとめ

痔には「いぼ痔」「切れ痔」「痔瘻」の3つの種類がありますが、どの症状の場合でもOラインを脱毛することはできません。

痔になってしまった場合の脱毛サロンや医療クリニックのVIO脱毛の対応をまとめると

  • 痔の場合は痛みが強くなったり症状が悪化するためOラインは脱毛不可
  • Oライン以外の脱毛は可能
  • Iラインは痔の大きさや肌の状態によって脱毛できない場合もある
  • 脱毛期間の途中に「痔」になった場合はOライン脱毛は継続不可
  • 見た目は「いぼ痔」と似ているが「スキンタグ」の場合はOライン脱毛もできる
  • 脱毛は痔が「完治」してから再開する

痛みや違和感があるのに施術を行うと、痔の症状が悪化する危険性が高くなるので行わないようにしましょう。また、「いぼ痔」と「スキンタグ」は自分では判断しにくい場合が多いので病院で受診して確認しておくと安心です

しっかりと治してから脱毛施術を行い、また治った後も規則正しい生活習慣で快適な毎日を過ごせるようにして下さいね。